議事録・議員名簿

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令和4年6月 子ども文教常任委員会

令和4年6月13日

令和 4年 6月 子ども文教常任委員会

子ども文教常任委員会の記録
令和4年6月13日
藤沢市議会

目 次

令和4年6月13日
(1) 陳情 4第 7号 市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求める
ことについての陳情 ………………………………………………… 4
陳情 4第 8号 藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情 …………… 4
(2) 陳情 4第 9号 生理用品の学校施設女子トイレ個室への設置を市に働きかける
ことを求める陳情 ……………………………………………………35
(3) 報 告 ① 待機児童の状況と今後の取組等について …………………………48
② 藤沢市文化芸術振興計画の改定について …………………………59

1.日 時 令和4年6月13日(月) 午前9時30分開会
2.場 所 第1議会委員会室
3.出 席 者
委 員 長 平 川 和 美
副委員長 松 長 由美絵
委 員 味 村 耕太郎 西 智
永 井 譲 杉 原 栄 子
東 木 久 代 柳 田 秀 憲
竹 村 雅 夫
欠席委員 な し
議 長 佐 賀 和 樹
副 議 長 大 矢 徹
傍聴議員 原 田 建
意見陳述者 ■■■■■■■ 太 田 啓 子
山 口 哉 子
意見陳述補助者
■■■■■■■ 望 月 知 子
理 事 者 宮治副市長、板垣生涯学習部長、横田生涯学習部参事、
菊地郷土歴史課長、井澤文化芸術課長、三ツ橋子ども青少年部長、
川口子ども青少年部参事、髙田子育て企画課主幹、吉原子ども家庭課長、
宮代子ども青少年部参事、岩井保育課主幹、作井保育課主幹、
岩本教育長、峯教育部長、近教育部参事、伊藤教育部参事、
石田教育総務課主幹、藤田教育総務課主幹、坪谷教育指導課長、
宇野学務保健課長、柏崎学務保健課主幹、神谷学校給食課長、
その他関係職員
事 務 局 藤本議会事務局長、浅上議事課長、安部川議事課課長補佐、
菊地議事課課長補佐、鶴田議事課主査
4.件 名
(1) 陳情 4第 7号 市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについての陳情
陳情 4第 8号 藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情
(2) 陳情 4第 9号 生理用品の学校施設女子トイレ個室への設置を市に働きかけることを求める陳情
(3) 報 告 ① 待機児童の状況と今後の取組等について
② 藤沢市文化芸術振興計画の改定について
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○平川和美 委員長 ただいまから子ども文教常任委員会を開会いたします。
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○平川和美 委員長 今年度最初の子ども文教常任委員会ということで、一言御挨拶をさせていただきます。
今年度、子ども文教常任委員会委員長を拝命いたしました平川和美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
子ども文教というのは、子ども政策、または教育、生涯学習やスポーツなど、多岐に及んでおります。その一つ一つを皆様と一緒にしっかりと審議しながら、よりよい政策に結びつけていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、今回、副委員長には、若いですけれども、しっかりした松長由美絵委員と、女性パワーということで、しっかりと頑張っていきたいと思いますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

○松長由美絵 副委員長 皆様、おはようございます。子ども文教常任委員会副委員長を仰せつかりました松長由美絵です。
若輩ではございますけれども、女性議員として、また、人としても大変尊敬する、現場の声を大切にしている平川委員長をしっかり支えながら、子どもたちの未来への責任をしっかり自覚して、こちらの委員会を滞りなく進められるように協力して支えてまいりたいと思います。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
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○平川和美 委員長 お諮りいたします。委員会の日程は、お手元に配付したとおり進行したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○平川和美 委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。
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△(1) 陳情 4第 7号 市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについての陳情
陳情 4第 8号 藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情


○平川和美 委員長 日程第1、陳情4第7号市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについての陳情、陳情4第8号藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情、以上2件を一括して議題といたします。
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陳情 4第 7号 市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについての陳情

【陳情項目】
1 身体的、精神的及び発達上の問題で、マスクを着用できない児童・生徒がいること、また常時マスクを着用することに対し、不安や不快、不調を感じ、学校生活に支障を来している児童・生徒がいることを児童・生徒、教員に対して周知し、上記のような理由でマスクを着用していない児童・生徒及びその保護者の意思を尊重し、差別や圧力、いじめが生じることのないよう指導してください。また、これを保護者にも通知するため、教育委員会から通達を出すよう指導して下さい。
2 「藤沢市立学校新型コロナウイルス感染対策について」の(4)学校給食及び昼食の【ウ喫食時②児童・生徒が対面して喫食する形態を避け黙食する】を文部科学省の衛生管理マニュアルに準じて「大声での会話は控える」へ見直すことを検討して下さい。
3 登下校時や体育の授業などの運動時のマスク着用の危険性を児童・生徒及び保護者に継続的に周知し、積極的に外すよう指導して下さい。また「藤沢市立学校新型コロナウイルス感染症対策について」の8ページ目の学校におけるマスクの取り扱いについての【ア十分な身体的距離が確保できる場合はマスク着用は必ずしも必要としない】【イ気温、湿度や暑さ指数WBGTが高い日には、十分な身体的距離が確保できない場合でも、熱中症などの健康被害が発生する恐れがあるため、マスクを外すこと】とあるが、児童・生徒や保護者に十分周知し、積極的に外すよう指導して下さい。
【陳情理由】
いわゆるコロナ禍と言われる状態になってから2年余りが経過し、その間、市民は行動の自粛など様々な制限を受けたことで日常生活や経済活動において大きな影響を受けてきました。とりわけ市立小・中学校に通う児童・生徒においては学校生活や教育活動の中でとられてきた感染拡大防止対策が、一方では健康や発育、発達に悪影響を与えているとも言われています。厚生労働省が発表しているデータでは、未成年者は新型コロナウイルス感染症によって重症化や死亡のリスクは極めて低いと言われ、感染拡大防止対策の内容について疑問の声が上がっています。未知の病であった新型コロナウイルス感染症について多くのことが分かってきた今、感染症予防に偏らず、児童・生徒の健全な成長、発達及び学習環境の確保とのバランスを図ることが必要と考えます。
藤沢市教育委員会においては、児童・生徒やその保護者の中には多様な意見があることを認め、それらを尊重してください。以上の理由により、次の事項について陳情いたします。

2022年5月31日
住所 藤沢市■■■■■■■
氏名 ■■■■■■
他1,152名

藤沢市議会議長
佐賀 和樹様

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陳情 4第 8号 藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情

〈陳情項目〉
1. 文科省令和4年5月24日事務連絡「学校生活における児童生徒等のマスクの着用について」の趣旨を正しく踏まえ、引き続き児童生徒に対し適切なマスクの着用を促す。
2. 教育現場において、感染症対策の専門家の意見を取り入れた感染対策を継続する。

〈陳情理由〉
1. 新型コロナ感染対策としてマスクが重要であることには科学的根拠があります。WHO(世界保健機関)はQ&Aで「マスクは感染を抑え、命を守るための重要な対策です。」「マスクの着用は、「できることは全てやろう!」という包括的アプローチの一環として行われる必要があり、他の対策には物理的距離の確保や、人混みや密閉空間、密に接触する場所の回避、十分な換気、手洗い、そしてくしゃみや咳をするときは覆うことなどがあります。マスクは種類によって、健康な人を保護するためのものと、他人への感染を防ぐためのものがあります。」と述べています。
児童生徒には、新型コロナウイルスに罹患した場合に重症化が懸念される基礎疾患がある者もいますし、高齢者や妊婦、基礎疾患患者など高リスクの家族と同居している者もいます。また、後遺症(Long Covid)が子どもにも見られることが昨今報道でも話題になっています。後遺症については未知のことも多く治療法は確立されていません。子どもであっても感染しないに越したことはなく、できるだけ学校現場における感染を避けるために、引き続き、基本的な対策の1つとしてマスク着用が重要であることは以前から変わりません。

令和4年5月24日文科省事務連絡「学校生活における児童生徒等のマスクの着用について」も「マスクの着用は引き続き基本的な感染対策である」ということを当然の前提にしたうえで、「身体的距離が確保できないが、会話をほとんど行わない場合のマスク着用の考え方を明確化」したものにすぎず、決して、一律に児童生徒にマスクを外すよう指導するものではありません。「マスクの着用を禁止する趣旨ではない」「マスク着用を希望する児童生徒等に対しても適切な配慮が必要」と記載されています。熱中症等への配慮が必要なことがある状況ではマスクを外すなど適切な対応がとられるべきことはもちろんですが、しかし文科省事務連絡も文字通りそのような意味であることを踏まえ、藤沢市においても、引き続き、児童生徒及び教職員の健康を守るための感染症対策の見地から、適切なマスク着用をご指導下さい。
昨今、一部メディアの影響もあってか、身体的距離が十分とれない状況でまでマスクを外させようとする動きがあることを懸念しております。これは文科省や厚労省の通知の趣旨にも反しています。他自治体も含めての状況ですが、事実上一律禁止のような運用をする学校も出始めているようで、学校現場には混乱があるようにも見受けられます。実際に、藤沢市内のある市立小学校では、体育の授業の際に教師が「みんな、体育の時はできるだけマスク外してね」と述べたため、低学年の児童は指示に近いニュアンスで受け取り、ほとんど全員がマスクを外したということがありました。しかしその場での換気は十分ではない様子であり、また、密集・密接した状態で会話が盛んに行われていました。リスクを感じた児童が自らマスクを着用することが禁じられることまではなくても、同調圧力からリスクがあっても外さざるを得ないということも懸念されます。文科省通知の趣旨も踏まえ、マスク着用を希望する児童生徒にも配慮し、体育の際には以下のような文言を添えるなどの細やかな学校への指導をされるよう要望致します。
(例)「みんな、体育の時は、お互い近づかなければマスク外してもいいよ」
「もちろんマスクを着けたい子は着けていていいよ」

2. 学校現場での感染対策においては、感染症対策の専門家の意見を積極的に取り入れて下さい。

今まで、地元藤沢市医師会は、教育現場での感染状況を懸念し、何度か書面にて教育委員会に対し要望を出しているそうです。専門家である医師の意見を積極的に現場での感染対策に生かして下さい。今まで、地元医師会の意見がどのように生かされているのかも公表されていないのではないかと思います。オミクロン株の急速な蔓延に伴い、2022年1月1日~3月31日の期間だけでも市立小中学校の陽性者(教職員含む)は3496人という多数に及びました。感染者が増えれば、割合としては小さくても絶対数として重症例が出てしまいます。市民病院の小児病棟に入院した患者数を見ても、決して軽視できない症例(中等症以上)が多数あったことが確認されます。

また例えば「学校における感染症対策実践事例集」(令和4年3月公益財団法人日本学校保健会)などもあり、ここには「集団感染リスクヘの対応」として、換気の徹底方法がサーキュレーターやCO2モニターの使用等、具体的かつ詳細に記載されています。これにはマスク着用についても基本的対策の1つとして記載されています。このようなものも積極的にご参照頂きたいと考えます。
以上より、今後も引き続き、学校現場での感染対策においては、専門家の知見を積極的に取り入れた対応を強く求める次第です。

2022年6月1日
神奈川県藤沢市藤沢551-1日進ビル7階
太田 啓子
藤沢市議会議長
佐賀和樹 様

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○平川和美 委員長 これら2件の陳情につきましては、それぞれの意見陳述者から趣旨説明の希望があります。
ここで、委員長より委員の皆様に審査の進め方について申し上げます。
議事運営の都合上、まず最初に、陳情4第7号の意見陳述者から趣旨説明を受け、意見陳述者に対する質疑を行います。次に、陳情4第8号の意見陳述者から趣旨説明を受け、意見陳述者に対する質疑を行います。その後、これら2件の陳情に対する教育委員会の考え方について説明を受け、これらの陳情について一括して質疑を行います。質疑終了後、陳情4第7号及び陳情4第8号について討論及び採決を行います。よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)

○平川和美 委員長 それでは最初に、陳情4第7号について、意見陳述者の入室をお願いいたします。
〔■■■■意見陳述者、■■■■意見陳述補助者入室〕

○平川和美 委員長 最初に、審査の手順について説明をいたします。
まず、意見陳述者の方から本陳情における趣旨説明を5分以内で発言をお願いいたします。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、意見陳述者の方は着席のまま発言してください。また、5分の時点でベルが鳴りますので、速やかに終了してください。
次に、趣旨説明終了後、委員から意見陳述者の方に対する質疑を行います。質疑が終了しましたら、意見陳述者の方は退席していただき、次の陳情4第8号の意見陳述者による趣旨説明及び意見陳述者に対する質疑の後、委員による陳情の審査を行います。
それでは、ただいまから陳情4第7号の趣旨説明を行います。説明の際は、冒頭、自己紹介をしていただき、御説明をお願いいたします。

◎■■■■ 意見陳述者 陳情させていただく■と申します。よろしくお願いいたします。
項目1について、様々な理由でマスクをしない、できない子がいて、その子たちがいじめを受けていることは御存じですか。コロナがうつる、マスクをしないやつは死ねと友達から言われたり、鼻が出ているだけで仲間外れにされたり、小学1年生が6年生に囲まれて、無理やりマスクをつけられそうになったり、担任から発言権を与えてもらえなかったり、これらは藤沢市で実際にあった事例です。藤沢市教育委員会からのプリントには、マスクの着用が難しい子に対しては、会話を控える、十分な身体的距離を保つ行動を促すと書かれています。しかし、これでは普通の学校生活を送ることができません。
文科省の衛生管理マニュアル別添資料や、新型コロナウイルス感染症対策Q&Aでは、マスクをしていない子への偏見や差別が生じないように指導をすると書かれています。私たちの願いは、文科省のマニュアルどおり、マスクをしない子がいじめや差別から守られることです。現在は、マスクをせずに普通に学校に通えている子もいれば、差別的条件をつけられて苦しんでいる子もいて、学校によって対応にばらつきがある状態なので、マスクをしない子の人権がしっかり守られるよう、藤沢市から周知をしていただきたいです。学校は公共の場です。文科省のマニュアルに準じて、マスクにおいても異なる考えや多様性を尊重する教育をお願いします。
項目2について、文科省のマニュアルには、給食時には大声での会話を控えると書かれています。文科省健康教育・食育課に確認したところ、マニュアルでの趣旨は、飛沫を飛ばさないことであり、黙食を義務づけるものではないとの回答でした。先月31日の国会中継で末松文科大臣も、黙食とはマニュアルに書いていないと言及しています。給食中に一言しゃべっただけで叱られるというのは、楽しく給食を食べるという文科省の教育指導にも反しています。
宮崎県教育委員会は今月3日、黙食の徹底の文言を削除し、文科省のマニュアルに合わせる通知を出しました。また、福岡市も黙食の見直しをする方針をしています。藤沢市もこれに続いて、文科省のマニュアルに合わせるようお願いいたします。
項目3について、既に教育委員会から、熱中症のために、体育と登下校ではマスクを外すというプリントが各家庭に配布されていますが、教員や保護者に十分に危険性が伝わっていないことが問題です。現在、夏日でも小中学生のほとんどがマスクをしたまま、真っ赤な顔で登下校しており、ある中学校では、今月の体育大会で多くの子どもたちがマスクをしたままリレーをしていました。教育委員会からのプリントだけでは、学校の教員によって指導にばらつきがあり、今のままでは不十分だと痛感しています。また、全国的に体育大会で熱中症になり、たくさんの子が救急搬送されたというニュースを連日耳にします。大人が考えている以上に子どもたちは、ただマスクを外していいよと言われただけでは、なかなか外せなくなっています。この事実を大人は軽視せず、重く受け止めるべきです。
熱中症は命に関わります。また、学校側が十分に熱中症の危険性について説明せず、ただマスクを外しましょうと指導するだけでは、安全配慮義務違反となり、事故が起こった場合、学校側の責任問題となる可能性があります。学校の教員をこのような責任問題から守るためにも、安全配慮義務を果たすことは重要です。
文科省から今年5月24日に、登下校時にマスクを外すよう積極的に指導する、また、6月10日に、体育や部活でも熱中症対策を優先してマスクを外すように指導するという指針が出たばかりです。
私たちの要望は、項目1から3において、藤沢市のガイドラインを文科省のマニュアルに合わせること、また、学校や各家庭に十分に情報が行き渡る方法で周知していただくことです。ただし、決して基礎疾患等でマスクを外せない子にマスクを外せと強要するものではありません。
この陳情の署名は約1週間で1,000筆を超え、藤沢市をはじめ全国からの関心の高さがうかがえ、今日のネット中継もたくさんの方が見守っています。
藤沢市は、マスクできませんキーホルダーを作成、配付するなど、人権意識の高い自治体です。市の計らいに感謝いたします。
この精神を受け継いで、マスクをする子もしない子も差別を受けない、優しい藤沢市でいられるよう願っています。苦しんでいる子どもたちのために、どうかよろしくお願いいたします。

○平川和美 委員長 陳情4第7号の趣旨説明が終わりました。
この陳情に関し、意見陳述者の方に対する質疑はありませんか。

◆永井譲 委員 3つ目の陳情項目には、マスクを積極的に外すよう指導してくださいとあります。ここが最もおっしゃりたいこととも思えるのですけれども、この意味はどのようなことなのかお聞かせください。

◎■■■■ 意見陳述者 先ほども申し上げたように、6月10日に文科省が緊急事務連絡を出すほど、連日、熱中症等の救急搬送のニュースがあり、マスクによる熱中症が危険だと社会全体で認識され始めています。今回の事務連絡には、熱中症は命に関わる重要な問題、熱中症対策を優先すると書かれています。そこに書かれていますのは、マスクの着用を希望する児童生徒に対して適切な配慮が必要となりますが、その場合にも熱中症対策を適切に講じることが不可欠となりますとあるとおりで、私たちの要望と合致しております。
また、「積極的」という文言は、別に私たちが書いたわけではなくて、5月24日の文科省のマニュアルにも「積極的」という文言が入っています。熱中症対策というものを重視して、積極的にマスクを外すように指導することというふうに受け止めています。そして、先ほど言ったように、ただマスクを外してねとアナウンスするだけでは、今までCOVID対策のためにずっとマスクをしなさいと言われ続けていた子どもたちはなかなか外せないという状況がありますので、そのあたりは熱中症の危険性とのバランスを考えて、しっかりそういう情報を積極的に保護者やお子さん、教員にも周知していただくようにという趣旨でございます。

◆西智 委員 現在、藤沢市としても、教育委員会としても、屋外であったり、体育のときはマスクを外すように保護者に指導、通知を出していますが、実際の問題なんですが、登下校時や体育時にマスクをしているという状況があるのか、そういったあたりはどのように把握されているかお聞かせいただけますでしょうか。

◎■■■■ 意見陳述者 登下校時や体育でマスクをしている状況ということですけれども、今日も私はこちらに来るまで、登下校中の小中学生をたくさん見ましたけれども、ほとんどの子がマスクをしています。皆様もそのような状況をこの2年以上、いつも御覧になっていることと思います。あと、体育でも、私たちは子育て世代のお母さんたちに聞いたところ、先生たちが幾ら外していいよと言っても外せない子が多いというふうに聞いておりますし、先ほどの中学校の例でも、その中学のお母様に聞いただけなので、外していいよという指導があったかどうかは分からないんですけれども、ほとんどの子がリレーでマスクをしていて、ちょっとびっくりしたというふうなことを聞きました。実際、そのような状況というのは、私たちが見知っていることと、皆様がふだん小中学生を見ている状態でもそのとおりなのではないかと思うんです。
あと、今まで学校のほうでは、夏になるたびに、この2年間、熱中症対策でマスクを外していいですよというお便りを頂いてはいるんですけれども、この状態がずっと続いている状態で、子どもたちも外せなくなっている状況というのは見て明らかなことだと思っております。

◆西智 委員 ありがとうございます。
もう1点なんですが、子どもたちの感染は、一時期よりは減少しているとはいえ、現在も一定の子どもたちが感染している状況があるわけですが、その点についてはどのように捉えられているかお聞かせください。

◎■■■■ 意見陳述者 事前に皆様にお配りした資料にあるとおり、藤沢市保健予防課によると、19歳以下のコロナ感染者の2年半累計では、令和4年5月23日時点で、重症者はゼロ人、中等症は7人、しかも、皆さん回復されて、後遺症はゼロ人ということを聞いております。また、神奈川県小児コロナ受入医療機関である藤沢市民病院医事課の方に小児入院患者数を確認しましたところ、1月は10人、2月は42人、3月は76人、4月は56人、5月は34人という回答をいただきました。ただ、これは軽症やみなし陽性も含むとのことでした。また、これは延べ人数なので、コロナになると、1人10日間は必ず入院しますので、10日入院すると10人とカウントされます。なので、1月10人というのは1人というふうに実質みなすことができると思います。――できると思いますというより、そのカウントになるそうです。また、別の病院の話にはなりますが、親が入院となり、子どもがまだ小さくて、1人で留守番できない年齢の場合、無症状でも一緒に入院することによって、患者数としてカウントすることもあるとのことです。
子どもの感染者が増えているといっても、実際に症状が軽かったり、みんな後遺症もなく元気になって、日常生活に戻れているのであれば問題ないといいますか、私たちの周りでも子どもたちが陽性になったとかいろいろ聞きますけれども、その子が亡くなってしまっただったり、重症な後遺症になったということは耳にしていませんし、病院の報告、あと、藤沢市の報告でもゼロ人ということですので、そのように子どもはかかったとしても軽症だったり、無症状で終わるというふうに、あまり深刻な問題ではないのではないかというふうに考えております。

○平川和美 委員長 ほかに質疑はございませんか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

○平川和美 委員長 これで意見陳述者の方に対する質疑を終わります。
意見陳述者の方は退席をしていただいて結構でございます。
〔■■■■意見陳述者、■■■■意見陳述補助者退室〕

○平川和美 委員長 次に、陳情4第8号について、意見陳述者の入室をお願いいたします。
〔太田啓子意見陳述者入室〕

○平川和美 委員長 最初に、審査の手順について説明をいたします。
まず、意見陳述者の方から本陳情における趣旨説明を5分以内で発言をお願いいたします。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、意見陳述者の方は着席のまま発言してください。また、5分の時点でベルが鳴りますので、速やかに終了してください。
次に、趣旨説明終了後、委員から意見陳述者の方に対する質疑を行います。質疑が終了しましたら、意見陳述者の方は退席していただき、委員による陳情の審査を行います。
それでは、ただいまから陳情4第8号の趣旨説明を行います。説明の際は、冒頭、自己紹介をしていただき、御説明をお願いいたします。

◎太田啓子 意見陳述者 私は市内の小学校と中学校に子どもを通わせている保護者です。仕事は弁護士をしておりますけれども、今日は一市民として、ここにお時間をいただきました。
初めに強調しますけれども、私自身も早く問題なく大人も子どももマスクが外せる普通の日常への回復を強く願っている一人でございます。
8号陳情に関して、3点申し上げます。
まず1点目、マスクは厚労省や文科省が基本的感染対策の一つとして着用を推奨しているということです。
2点目、藤沢市は4月にも6月にも学校におけるマスクの取扱いに関する通知を出しております。今までも一貫して藤沢市はマスク着用を感染対策として推奨しつつも、マスクを着用できない児童生徒にも配慮することを両立するというスタンスを表しています。保護者としては、これを今後も変えることなく続けていただきたいということを申し上げたいです。
3点目、感染症対策においては、健康リスクを抱えるなど、弱い立場への配慮が十分になされる必要があるということ。行政は最も弱い状況の人を念頭に置いて、感染症対策を講じなくてはならないということです。
1点目は特に御説明は不要かと思いますので、2点目、3点目を具体的に申し上げます。
2点目、コロナに関しては、まだ未知のことが多くて、特に気になるのは後遺症です。子どもの重症例は割合が小さくても、感染者が多数になれば、見逃せない重症例は絶対数増えてしまいますし、重症化や、まして死亡というのは、はっきり言って1人でも多過ぎると思います。実際、つい先日も兵庫県で10歳未満の基礎疾患がない小児の死亡例が報道されました。このような悲劇を防ぐための感染症対策の一つとして、国はマスク着用を推奨してきました。それを緩めることを積極的に検討できるような感染状況に今の藤沢市はあるでしょうか。ないと思います。早くそういう状況が来てほしいと今も願っています。
今は落ち着いてきてはいます。しかし、おととし、昨年を思い出しますと、換気がしづらい夏場には感染が拡大する傾向がありましたので、今後も拡大するかもしれません。また、海外との往来の活発化による新たな変異株の流入はいつも懸念がございます。
もちろんいろいろな事情によってマスクをつけられないお子さんに対する配慮は本当に必要で、いじめがあってはなりません。絶対です。ただ、それについて、藤沢市はすぐに配慮する通知を出しております。また、マスク着用緩和によって感染が拡大して、かえって学級閉鎖や行事中止が増えるということになってしまっては本末転倒です。
3点目、子ども自身に基礎疾患があるということもあるわけです。御案内のとおり、藤沢市はインクルーシブ教育、障がいがある児童生徒への支援は先進的であると理解しております。体が弱いお子さんも地域の学校にいるという藤沢市ですから、その子たちを守るためにも、自分たちは元気でもマスクをつける必要があることもあるということを理解している児童生徒は少なくないかと思います。また、子ども自身が重症化しなくても、健康リスクが高い家族と同居している子どもは少なくありません。例えば妊婦、乳幼児、高齢者、呼吸器疾患や糖尿病、高血圧といった、感染した場合に悪化が懸念されるような健康リスクがある同居家族がいる家庭はそう珍しくないと思います。子ども自身は軽症でも、同居の家族に子どもを経由して感染させてしまうということが実際起こっていますし、それもやはり子どもにとってはつらい話ではないでしょうか。
そう考えますと、確かに――私はマスクが好きではありません。日常的にマスクをつけるのはうっとうしいですし、お金もかかります。中には、繰り返しますが、もちろんマスクを着用できない児童生徒に対する配慮も続ける必要があります。しかし、問題なくマスクを着用できる、あるいは、し続けたい児童生徒にまで、国の指針からあえて逸脱してまで着用を緩和するようなメッセージを行政が出すということは今はまだすべきではないのが現状と考えますし、マスク着用についての通知に関しては、藤沢市の今までの考え方を今後も引き続き維持していただきたいという保護者の意見も、私のみではなく、あるということをあえて申し上げたいと思いまして、8号陳情を提出いたしました。

○平川和美 委員長 陳情4第8号の趣旨説明が終わりました。
この陳情に関し、意見陳述者の方に対する質疑はありませんか。

◆永井譲 委員 一部には、子どもはコロナにほとんどかからない、かかっても重症にはならないと言う方もいらっしゃいます。一方、陳述者は、新型コロナ感染症に罹患した子どもの死亡例と後遺症について言及しておられましたけれども、その御心配な点について、もう少し詳しく御説明いただけますでしょうか。

◎太田啓子 意見陳述者 御質問ありがとうございます。あらかじめお配りしております資料6と資料8を御参照いただければと思います。
まず、資料6ですけれども、こちらは厚労省のアドバイザリーボード、6月1日のものに岡部信彦医師が提出した資料になります。アドバイザリーボード自体のものではないんですけれども、アドバイザリーボードのメンバー、阿南英明医師も含めた、小児科医師等も含めた専門家集団の提言でございます。これの冒頭、1ページ目の新型コロナウイルス感染症と小児の真ん中辺りを御覧ください。「感染者が激増すると、軽症者が圧倒的多数とはいえ、熱性けいれん、クループなどの合併症が目立ち始め、また極めて少数ながら入院患者や、死亡例も出ている(2022年5月10日時点の厚労省の集計で、10歳未満6例、10代8例)」とございます。
子どもにも日常生活に支障を来すレベルの後遺症が残念ながらあるということは、海外の例もかなりございまして、御案内かと存じますけれども、イギリスで2020年からロングコビッドキッズという、後遺症の保護者の団体が設立されるなど、社会問題になっています。日本国内でも最近特に報道が増えてきたことかと存じます。糖尿病や心疾患など、深刻な疾患のリスクが今後上昇するという研究結果もございまして、全子どもの健全な発育を願う保護者としても軽視できませんし、最近も6月7日のNHK「クローズアップ現代」、現在もウェブサイトで公開されておりますけれども、そこで取り上げられたのは、17歳の高校生の女の子です。スポーツ推薦で高校に入学するような、スポーツ大好きな健康なお子さんでしたが、コロナにかかったときは軽症だったものの、倦怠感や目まいといった症状に1年以上悩まされ、スポーツ推薦で入った高校なのに、スポーツができなくなってしまって、転校を余儀なくされたというふうな事例があるそうです。全体から占める割合はもちろんとても小さいです。しかし、個別に見れば、深刻な例があるということを行政は無視すべきでないと考えております。
世田谷区の後遺症の調査、資料8を御覧ください。これは2ページを御覧いただくとお分かりになるように、調査対象は、昨年、令和3年4月から9月までに世田谷保健所に提出された件を対象にしておりますので、いわゆるオミクロン株の前だと思うんです。なので、今年の1月以降、学校現場ですごく感染がはやったオミクロン株のことについては未知数といいますか、今後なんだろうと思いますけれども、それを留保しつつ、6ページを御覧ください。これは後遺症の有無の年齢別です。10歳未満、10代――1回、2回とございますが、世田谷区は今回が2回目の調査なんです。10代のところは、2回目で44.2%が後遺症があるというふうに回答しております。では、一体いつの時期に、どんな症状がということも後ろのほうに出てございまして、御覧いただければと思うんですけれども、もっと長い期間を過ぎればなくなるというふうなこともどうもあるようですけれども、何にしても未知のことが多いので、より慎重な行動を大人は取るべきなのではないかなというふうな懸念がございます。

◆味村耕太郎 委員 先ほどの第7号の陳情者の方のお話ですと、署名もかなり、1,000筆ほど集められて、全国からも署名が寄せられたというようなお話がありましたが、8号の陳情については陳情者御本人の名義ということになっていますけれども、この辺の陳情の作成の経過等をお聞かせいただければと思います。

◎太田啓子 意見陳述者 御質問ありがとうございます。陳情を提出しようと決めましたのが締切りの直前でして、6月1日に出しているんです。なので、署名を添付しようという時間的な余裕と発想がそもそもなかったということが端的なお答えになるんですけれども、実は私自身も個人的に去年、結構大きな手術をいたしまして、健康リスクを抱えている保護者の一人ではあるんです。子どもは小学校、中学校で、コロナで時々学級閉鎖が起きたりとかしている中で、子どもはぴんぴんしているけれども、もし私がかかったらどうしようというふうな不安を抱えている保護者の一人ではあるんです。それで、積極的な情報収集をしたいという思いがございまして、子どもの学校とか塾だったり、SNSで知り合うとか、藤沢市内の小中学校に子どもを通わせている保護者の方々と日常的にいろいろ情報共有させていただいたりとか、どこの学校ではこういう対策をしているらしいよとか、いろんなお話をさせてもらって、とても支えられているんです。そういう中で、私はこういう陳情を出そうと思うんだけれどもと御相談して、いろんな意見もいただいて、内容自体は私だけのアイデアで書いたわけではないんですけれども、本当に何分、時間もなかったりして、署名を出す発想がなかったんです。ですが、日常的に――本当に皆さん、職業も政治的信条もばらばらで、ただただ藤沢市内の学校に子どもがいて、子どもの健康と教育と楽しい日常を守りたいというだけで一致している地元のつながりで、コアに意見交換しているのは多分20数人ぐらいかなという感じです。なので、私のみの意見では決してないということは強調させていただきたいと思います。

◆味村耕太郎 委員 それからもう1点、陳情項目2の陳情理由の記載に、地元の藤沢市医師会が教育現場の感染状況を懸念して、何度か書面にて教育委員会に対して要望を出したという記載があるんですけれども、この事実を知った経過などもお分かりになればお聞かせいただきたいと思います。

◎太田啓子 意見陳述者 お答えいたします。御質問ありがとうございます。地元藤沢市医師会のお話なんですけれども、これも先ほど申し上げました保護者同士のつながりの中で聞こえてきた話なんですけれども、藤沢市内のある保護者の方が――藤沢市の南部の小児科なのですが、お名前を出していいか了解をいただいていませんので、お名前は言いませんけれども、ベテランの小児科医の先生です。そこにたまたまかかったある保護者の方が、その当時、藤沢市民病院の新型コロナウイルス入院患者に子どもが結構いるということを心配していて、容態が結構重そうな子もいるのよということを心配してお話しになっていたそうなんです。その小児科医の先生は藤沢市医師会の公衆衛生の御担当で、コロナ対策にも関わっていらっしゃる方で、藤沢市の教育現場におけるコロナ対策に関して、医師会として問題意識と懸念について何度か要望書もお伝えしているんだ、それぐらい地元医師として、今の学校現場での感染については懸念があるんだよというふうなお話です。合唱とか宿泊行事等についての考慮のお願いをしているというふうなことを伺いました。その要望書自体は私も拝見できていないんですけれども、そういうことがあるという事実は、ちょっと私も御縁があって、その先生にはお話を伺って、確かであるということは直接確認いたしました。

◆西智 委員 それでは、陳情文の中で、1項目めの最後のところに、適切なマスク着用を促すとありますが、現在、藤沢市において、子どもたちが着用すべきとされている場面で着用できていないような場面とか事例とかそういうものがあるのか、もし把握していればお聞かせください。

◎太田啓子 意見陳述者 御質問の趣旨としては、今現在、適切なマスク着用をすべき場面でされていない児童生徒の事例があるかというお尋ねですか。

◆西智 委員 そうです。文科省であったり、市の教育委員会から、こういった場面ではマスクをしましょうというふうに出ていると思うんですが、マスクをしましょうと言われている場面でもマスクをしていないとか、できていないところがあるのか。

◎太田啓子 意見陳述者 分かりました。お答えいたします。どっちかというと敏感で、コロナウイルスのリスクにぴりぴりしている保護者からの情報が私はとても多いという断りは申し上げますけれども、適切というか、換気が十分ではないのではないかというふうに不安になる場面で、子どもがマスクを外しているのではないかということは結構聞くことがございます。特に体育館、屋内の体育の授業で難しいとは思うんです。マスクをして激しい運動をすればいいと私も必ずしも思いませんけれども、換気が十分かどうか分からない、そして、身体的距離が近い。子どもですから、ここはしーだよと言ってもしゃべるわけです。しゃべったほうが楽しいと思います。なので、換気が十分徹底されているならば、よりマスクを安心して外せるのかもしれませんけれども、御質問に関して、資料4、学校における感染症対策実践事例集というのがございまして、やはり換気の必要性がすごく強調されています。CO2モニターで監視をするとか――窓を開けているから平気だろうと思っていても、思わぬところが、天井が高いから平気だろうと思っていても、意外とCO2濃度が高いということは、実際測ってみるとあるようなんです。私の知り合いなんかはいろいろ気にしている人が多いものですから、マイCO2モニターを持って、あちこち測っているということも聞くんですけれども、意外なところが低かった、意外なところが高かったとかというふうに伺うものですから、体育館は結構気になるところで、例えばサーキュレーターを持ってがんがん換気しながら、CO2モニターでばっちりとかという話であれば、少し違うのかもしれませんけれどもということでございます。

◆柳田秀憲 委員 それでは、新型コロナウイルス感染症そのものについて伺いたいんですけれども、先ほど意見陳述者は、御自身が病気をなさり、重症化のリスクを懸念しているといったような趣旨のお話をしていただいたかと思うんですけれども、要するに、ありていに言えば、コロナにかかっちゃいけないというふうにお考えの方が周りにいらして、そういう方のお話を聞く機会が多いというようなことだったかと思うんですけれども、そこをちょっと確認させていただきたいんです。要するに、新型コロナウイルス感染症はかかっちゃいけない病気なので、できることは最大限やりたいというようなことが原点にあるのかなというふうに感じるんですが、そこのあたりはいかがですか。

◎太田啓子 意見陳述者 要約すれば、そのとおりです。気をつけていてもかかっちゃうけれども、可能なことはやって、なるべくかからない努力をしようと。ただ、私の妹一家もかかりましたし、身近でもいろいろ気をつけているのにかかった友達もいますから、かかった人が基本的感染対策をサボっていたなんてことは全く思いません。気をつけていても、かかるときはかかる感染症なんだろうというふうに承知しています。
なんですけれども、1個だけで完璧な対策はどうもないようです。マスクも感染症対策として有用ではあるけれども、もちろんマスクをしてもかかることもあるし、マスクもやり、換気もやり、何もやりというふうな総合的対策が必要だと考えていますから、その中で、学校現場でマスクは結構基本だろうと思いますので、できない、しないお子さんにはもちろん配慮しつつ、できることとか、やるべきときにあえて外そうみたいに聞こえかねないメッセージを行政が出すことはしなくていいだろう、しないでほしいなというメッセージでございます。

○平川和美 委員長 ほかに質疑はございませんか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

○平川和美 委員長 これで意見陳述者の方に対する質疑を終わります。
意見陳述者の方は退席をしていただいて結構でございます。
〔太田啓子意見陳述者退室〕

○平川和美 委員長 次に、これら2件の陳情に対する教育委員会の考え方について説明を求めます。

◎峯 教育部長 陳情4第7号市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについての陳情及び陳情4第8号藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情につきまして、一括して御説明いたします。
陳情4第7号は、マスクを着用できない児童生徒及び保護者に対する適切な対応をすること、学校給食及び昼食について、児童生徒が対面して喫食する形態を避け、黙食するから、大声での会話は控えるへ見直すよう検討すること、登下校時や運動時に積極的にマスクを外すよう指導することを求めるものでございます。また、陳情4第8号は、文部科学省事務連絡の趣旨に基づき、引き続き児童生徒に対し適切なマスクの着用を促すこと及び教育現場において感染症対策の専門家の意見を取り入れた感染対策を継続することを求めるものでございます。
学校教育活動におけるマスクの着用につきましては、本市ガイドラインの中で、児童生徒、教職員の身体的距離が十分に取れないときは、原則マスクを着用することとしておりますが、教育活動の態様や児童生徒の様子なども踏まえ対応するよう示しております。特に運動時や熱中症などの健康被害が発生するおそれのあるときは、体へのリスクや命に関わる危険があることを考慮し、必要な感染症対策を講じてマスクを着用しないこととし、また、児童生徒が自分でマスクを外すことの判断が難しい場合は、発達段階に応じて積極的に声をかけるなどして指導することとしております。あわせて、マスクを外せない、または着用できない児童生徒がいる場合には、人権に配慮しながら、偏見、差別等が起こらないようにするとともに、基本的な感染対策を踏まえた行動を取るよう指導することとしております。
次に、学校給食及び昼食につきましては、文部科学省の衛生管理マニュアルにおいて、会食に当たっては、飛沫を飛ばさないよう、例えば机を向かい合わせにしない、大声での会話を控えるなどの対応が必要、距離が取れなければ会話を控えると記載されており、神奈川県教育委員会の教育活動等に関する通知では、対面で食事することを避け、身体的距離を確保するとともに、食事中の会話をしないことと記載されております。本市といたしましても、食事中の会話は、飛沫が飛ぶことによる感染リスクが高くなることから、マスクを外す喫食中は会話を行わないことが感染防止対策として必要な対応であると考えております。
なお、令和4年5月24日付の文部科学省事務連絡についても確認し、整合性を図った上で本市ガイドラインを一部改定し、本市立学校に通知するとともに、保護者にもお知らせをしたところでございます。
さらに、これまでも国や県の通知の趣旨を踏まえ、必要に応じて本市ガイドラインを見直すとともに、地域の実情に応じて決定する部分などにつきましては、藤沢市医師会の学校医部会担当医と相談をしながら、学級閉鎖や出席停止の基準を決定するなど、専門家の知見を活用させていただいております。本市といたしましては、子どもたちの健康と安全を第一に考えながら、学びと感染症予防対策の両立を図っているところでございます。
以上で陳情4第7号及び陳情4第8号についての説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○平川和美 委員長 説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。

◆永井譲 委員 陳情4第7号のほうにつきまして、この陳情には追加分を含めて多くの署名も添えられているようでございますが、そのうち、藤沢市内に在住の方の割合はどのくらいでしょうか。

◎安部川 議事課課長補佐 署名者の市内の割合といたしましては、約3割となっております。

◆永井譲 委員 陳情4第7号の陳情項目の2番目にある、学校給食及び昼食についての藤沢市立学校新型コロナウイルス感染対策についての記述と、文部科学省の衛生管理マニュアルの記述に違いがあるとの御指摘でございますが、どのような御見解でしょうか。

◎田中 学校給食課課長補佐 文部科学省の衛生管理マニュアルにおいて、学校給食は児童生徒の健やかな育ちを支える重要な機能である一方、感染のリスクが高い活動と位置づけております。そのため、同マニュアル内では、飛沫感染を防ぐための対策例として、机を向かい合わせにしない、大声での会話を控える、距離が取れなければ会話は控えるといった記載がされております。本市といたしましても、食事中の会話は、飛沫が飛ぶことによる感染リスクが高くなることから、マスクを外す喫食中は会話を行わないことが感染防止対策として必要な対応であると考えており、本市のガイドラインと文部科学省の衛生管理マニュアルとで趣旨が異なっているとは考えておりません。

◆永井譲 委員 8号の陳情理由の2ページの2に1月から3月だけでも市立小中学校の陽性者は3,496人という多数に及んだと記述がありますけれども、この数字は大体合っているのか確認をしたいと思います。それと、市民病院の小児病棟の入院患者数ですけれども、これはどのくらいなのか、お分かりになれば教えていただきたいと思います。

◎瀬戸 学務保健課指導主事 1月からの感染者数ですけれども、こちらの数字はほぼ合っておりまして、1月、小学生が272の陽性者、中学生のほうが98等々で細かく書いてありますけれども、トータルとしては、3月までですと――すみません、私のほうの手元の資料が合計になるので、5月末日まで4,628名という陽性者の人数が出ております。藤沢市民病院の入院患者数に関しましては、こちらのほうで資料がありません。申し訳ありません。

◆東木久代 委員 従前より、障がいだったり、疾病だったりとかでマスクの着用が難しい児童生徒に対して配慮が必要だということは言われているかと思うんですが、一方で、先ほどの陳情の中では、圧力で苦しんだ児童生徒がいたりとか、いじめのようなことが起こったというお話がございました。これは藤沢市ではありませんが、ほかでもそういう例は伺っているところでございます。教育委員会として、そのような事例は把握されているのかどうか、また、この点に対してどのように各学校にきめ細やかな徹底をされているのか伺いたいと思います。

◎植松 教育指導課指導主事 今委員お伺いの各学校に同じような例があるかというところですが、保護者の方から数件、マスクができないんだけれどもというところで、学校の対応というところでのお伺いの電話をいただいていることは実際にございます。その際には、教育委員会のほうから学校のほうに御連絡を差し上げたり、学校と保護者の方が一緒になってお話ができるように支援をさせていただいたりというところで取り組んでおります。

◆東木久代 委員 それからもう1点、今御説明がありましたけれども、4月に文科省から運動時とかの熱中症対策という観点で通達があった、また、5月末に改めて通達があったということを伺っておりますけれども、この点について、各学校で運動時にマスクを外すということが速やかに浸透されているのか、あるいは、二、三年、マスクを外さないということが子どもたちに浸透しているので、外すことに抵抗感があるのはとても自然なことかなとは思っておりますけれども、逆に熱中症の危惧をするということもそれはそれであろうかと思います。マスクをしたまま走っていると本当に苦しいですから、1か月たったか、たたないかですけれども、そのあたりはどのぐらい徹底されているのか、または、学校側で言っても、お子さんがなかなか外さないとか、このあたりはどんな感じで受け止めているのかお伺いしたいと思います。

◎植松 教育指導課指導主事 4月からの学校での様子というところでございますが、4月の文科省のほうからの学校の衛生管理マニュアルもバージョンアップされておりまして、教育委員会のガイドラインのほうも一部訂正させていただいて、学校のほうには通知しております。5月24日に文部科学省から再度、マスクの取扱いというところで通知が出ているんですけれども、その際に一緒についていました文科省と厚労省のリーフレット等もつけて、学校のほうには再度お伝えしているところと、学校のほうには分かりやすく資料を添付して、ガイドラインを再度お送りしているところでございます。

◆味村耕太郎 委員 それではまず、陳情4第7号についてです。陳情項目1のところで、様々な理由により、マスクの着用ができない児童生徒への配慮ということで、再度の通達をというような話でありますが、市教委としては、今年4月ですか、「学校におけるマスクの取り扱いについて」という通知を出しておると思います。この内容について改めて聞きたいのと、なかなか配慮が行き届いていないということであれば、この通知内容を再度学校やクラスの実情に応じて丁寧に周知徹底を図るということが必要だと思いますが、この点はどのように考えておりますでしょうか。

◎植松 教育指導課指導主事 マスクの着用が難しい児童生徒への配慮についてというところでございますが、教育委員会からは昨年度、全児童生徒の保護者宛てにお知らせを出させていただいております。今年度の4月には、小学校1年生の保護者宛てに再度同様の文書で「学校におけるマスクの取り扱いについて」を送付させていただいております。その中では、マスクを外せないお子さんでありますとか、着用が難しいお子さんがいる場合には、人権等に配慮しながら、偏見や差別が起こらないよう指導するようにと示しております。通知内容につきましては、5月24日付で文部科学省から先ほどお話ししました「学校におけるマスクの取り扱いについて」が出たというところを受けて、整合性を図った上で、ガイドラインのほうには資料をつけております。周知徹底を図るというところでは、資料をつけたということと、改めて各御家庭にも保護者向けのものを送付していますので、そちらで周知徹底を図ってまいりたいと思います。

◆味村耕太郎 委員 7号の陳情項目の3では、登下校時や体育の授業における対応ということで、今年4月の通知で出しているということだと思いますが、これはどのように明示をされているのかということと、熱中症対策との関係で、この間、マスクの着脱の指導の在

◎三ツ井 企画政策部参事 少し補足させていただきますと、このワーキンググループの位置づけが、庁内の横断的な連携が必要だというこのプロジェクトの位置づけから、プロジェクト組織という形で企画政策部長を中心とする10のこのエリアの複合化を予定している施設の所管課を中心としたプロジェクト組織という規則に基づく組織を形成しています。その所管課の職員に代表者として出ていただくという形で、この検討を進めているということをやっておりますので、それをワーキンググループという形で進めている状況です。

◆武藤正人 委員 分かりました。何を具体的に決めていって、それが今回の計画にどのように反映させていくのかというところをちょっとお伺いしたいと思います。

◎小泉 企画政策課課長補佐 このワーキンググループで何を決めていくか、どうこの後に反映していくかというところですけれども、先ほど申し上げたような内容になるかと思うんですが、ここの生活・文化拠点の中で市として何を目指すのか。公民連携モデルプランというものが資料1の中であったかと思いますけれども、今回、公民連携手法というものを取り入れていきます。そのときにどういった施設を複合化していくのか、どういった機能間の連携が図っていけるのか、あとは、それによって運営主体をどういうふうにしていくのかといった公民連携モデルみたいなものを検討していきたいと考えております。それをベースに、OUR Projectマスタープランの中ではさらにその細かい計画というものを策定していければなと、その考え方を踏まえて基本計画、マスタープランを策定していきたいと考えております。

◆武藤正人 委員 すみません、もう1点。いろんな部署から集まっているということで、様々な意見が入ってくると思うんですけれども、全体的に方向性が合っているとか、市民の声が入っているとか入っていないとか、いろいろ出てくると思うんです。こういった議論をしていく中で細かいところにばっかり目が行ってしまうということもあるのかなと。全体的なものがちょっと遠ざかっているようなことに最終的になっていかないのかと危惧しているのですけれども、メリットやデメリットを踏まえた上で、そういったところをどのように気をつけてくといったらおかしいですけれども、全体的に統括を誰がしていくのか、誰が見ていくのかというところをどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。

◎小泉 企画政策課課長補佐 このワーキンググループにつきましては、企画政策課のほうで、先ほど申し上げましたように、市民会館等再整備プロジェクトを立ち上げておりますので、その検討組織ということで組織しているところでは、企画政策課で取りまとめていく考えでございます。各施設の細かいところにつきましては各施設の所管課の関係団体ですとか利用団体等との意見等、考え方も踏まえて、このワーキンググループに出席をいただいておりますので、当然細かい議論になる部分がございますけれども、まずは大枠でビジョンというものと、どういった施設を融合させていくとか連携させていくとかという大まかなプランみたいなものを検討しているところでございます。

◎三ツ井 企画政策部参事 少し詳しく申し上げますと、この市民会館のこのエリアの再整備は、全市的な施設となっていくという特徴があります。これはこの委員会の中でも以前御質問いただいている部分だと思いますが、そういった前提にある中で、まず藤沢市における全体としての今の課題ですとか魅力、そういったものについてどのようにそれぞれの部署からこの藤沢をどう捉えているのか。あるいはこの地域で、このエリアで、例えば藤沢駅周辺で何をやっていきたい、どうなるといいと思っているのか、どんな未来を考えたいと思っているのか。そして、このエリアの中で何を果たしたいと思っているのかという全体的な議論からスタートしています。それをやっていく中で、現在の段階では各施設で今後どのようなことを発揮していきたいと思っているのか。一方、今の施設で運営している事業の課題といったものがどういうことがあって、それがこのエリアで課題を解決できるのか、いや、解決しないで置いておくということも考えられると思います。そういったことについて様々な部門がお互いに忌憚なく、そのような課題の解決がこのエリアで必要あるのかどうかということもお互いぶつけ合いながら、本音の議論をさせていただいていると思っております。今はまだ、細かい議論というよりも、全体的な議論をどれだけ深められるかというのをやっている最中です。この中でもう少し、このエリアで10の機能を合わせていくということもありますけれども、それが10個あるということではなくて、何が一体となって発信していきたいここでのテーマであったり、ビジョンであったり、あるいはそのために必要なコンテンツとしてどういったものを、今まであるものの中から集めてくるのか、さらに磨きをかけていくのかということを検討したいと考えております。

◆栗原貴司 委員 ちょっと1点だけ確認をさせていただきたいと思います。先ほどの御説明等々にもありましたけれども、奥田公園についてちょっとお聞きしたいんですが、奥田公園も再整備に入っているというお話でした。駐車場を含めた感覚で奥田公園は入っているのか。また、その奥田公園の中身についてちょっとお聞きしたいんですが、どのように考えているのか、再整備についてお聞かせください。

◎小泉 企画政策課課長補佐 今回は生活・文化拠点エリアということで、奥田公園も含めて駐車場も含めて再整備をしていきたいと考えております。今の公園、駐車場をどのようにしていくか、ゾーニングの中で施設の配置が決まってくるかと思いますけれども、それによって公園の形状ですとか位置ですとか、駐車場が地下なのか、地上のままなのかということは、今後、計画の中で進めていきたい、検討していきたいと考えております。

◆栗原貴司 委員 分かりました。この資料1、もしくは2、両方見せていただいているんですが、奥田公園というのはふだん近隣の方がよく使う公園だと思います。犬の散歩をしたりだとか、例えばあそこは、僕が小さい頃なんですけれども、たこ揚げができる唯一の電線がないところだったりと、その地域住民の方々がいつも使うような場所だと思うんです。この資料1、2を見せていただいたり、パブコメを実施していただいたりとか、市民団体の意見という記述はされているんですが、この中で地元の方々の意見というところが余りにも含まれていないのかなという感覚があるんです。市民会館を使用される方は、多い方で月2回とか3回なのかなという感じはあるんですけれども、その周辺の住民、例えば奥田地域の方であったり、石上地域の方であったり、新林の方であったりというのは、たまに使うわけではなくて日常で使っている。また、日常の憩いの場というか集いの場にもなるというふうに私は思っているんですが、その辺の記載とか、その辺の対話。先ほども対話集会ということもあったんですが、地元の意見を吸い上げているという部分の記載が全く見えないんですが、その辺についてどのように考えているのかお聞かせください。

◎小泉 企画政策課課長補佐 確かに現状では、日常、周辺の方々の意見の聞き取りは直接的にはできていない状況かなと思っております。パブコメですとかホームページに情報提供した中で、御覧いただいた方はワークショップに御出席いただいたりですとか、そういうところで御意見をいただく場面はございますけれども、今後につきましては、対話集会ということで今年度中には考えてまいりますので、当然周辺に住まわれている方、直接的に使わなくても生活の一部としてこのエリアを捉えている方々にもしっかり説明ができるような場面はつくっていきたいと考えております。

○杉原栄子 委員長 休憩いたします。
──────────────────────────────
午前11時05分 休憩
午前11時06分 再開
──────────────────────────────

○杉原栄子 委員長 再開いたします。
これで質疑を終わります。
意見はありますか。

◆有賀正義 委員 ゾーニングの考え方の課題というところを5つほどがあったかと思うんですけれども、その中で課題の3で境川や新林公園側への眺望が生かせていないというものが上がっているんですけれども、私、個人的な意見を言わせていただきますけれども、ここの部分は一歩踏み込んで、藤沢の歴史が水運で過去成り立ってきたというところの大きさに鑑みて、やっぱりウオーターフロントという概念を課題3の中では取り上げるべきではないかなと思っています。具体的に言えば、水辺の利用まで踏み込むことが集客の資源となっていくと考えておりますので、そこも今後御検討いただきたいなと思います。
あと、もう一つです。今までのこの議論の中での内水の浸水に関していろいろとあったんですけれども、どうしても工事費が莫大な費用がかかるということへの注目で、これからもいろいろと議論されると思うんです。委員会の中でも、前回もそうなんですけれども、被害額がどのぐらいまで許容できるかという見方も示されたんですけれども、そこは行政として非常に難しくて、あくまでも行政の責任としては降水量という客観的な数字で市民に説明していくべきだなと思っています。雨水管理総合計画においてという御説明がありましたけれども、そこの部分でもう少し詳しく情報提供量という話もありましたけれども、こちらのほうで総合的に管理していく必要性というものを肉づけして考えていくように進めていただきたいと思います。
以上、私の意見とさせていただきます。

◆西智 委員 それでは一言。パブリックコメントを見ますと、やっぱり浸水対策施設についてはほかの場所で造るべきだとか、再検討してくださいとか、あとは、しっかりと情報公開してくださいというような声がほとんどで、やはりそれというのは情報量、情報の濃さが足りないんだなと思いますので、ここでの必要性であるとかそういったところをしっかりと情報を、先ほど定量的な数字と言っていますが、それも含めて示していただきたい。今のパブコメを見ますと、言い方があれですけれども、やはりちょっと迷惑施設的な捉え方をされている方が多いので、先ほども質問させていただきましたが、これをしっかりと活用する。下水道の啓発、下水道のアピールをする施設であったり、しかも、中でスポーツをできるような施設というのも思い切って考えて、検討していただければなと思います。

○杉原栄子 委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

○杉原栄子 委員長 これで意見を終わります。
──────────────────────────────

○杉原栄子 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。
その他、委員の方から発言はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

○杉原栄子 委員長 これで委員会を閉会いたします。
──────────────────────────────
午前11時11分 閉会
──────────────────────────────
以上のとおり相違ありません。
藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。
藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会
委員長 杉 原 栄 子

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